
双葉町では、東日本大震災・原子力災害伝承館へ。
原子力災害を中心として展示と語り部講和。見ればみるほど、聴けば聴くほど、なんともいえない気持ちになります。
双葉町は、現在も町の85%が帰宅困難地域です。家やスーパー、レストランなど幹線道路沿いでも樹木や雑草に覆われている状態。この13年町民はバラバラになり、それぞれの家族もやむにやまれないいろんな選択をしてきたはずです。
原子力災害の怖さです。こうした現場、ひとりひとりの人生に想いを馳せると原発に依存しない方法を探ってほしいと切に願いします。
浪江町では、震災遺構として残っている請戸小学校へ。児童・教職員全員が的確な判断と速やかな行動で難を逃れました。
当時の小学生の皆さんの現在どうしているかの作文が掲載されていました。地元とは離れ離れになっていること、この出来事を通じて気づいてこと大事にしていることが伝わってきます。
富岡町では、東京電力廃炉資料館へ。
もともとは、原発の安全性や必要性をPRする施設でしたが、廃炉資料館に。東京電力が福島第1原発事故の記憶と記録を残し、反省と教訓を社内外に伝えるために設置。「福島原発事故」と「廃炉」に関する映像や展示で現在の廃炉に向けての進捗を詳しく案内していただいた。ここでも、原発事故が起こると取り返しがつかないこと。そんな中原発は、引き続き日本で稼働し続けていること。考えさせられます。汚染水の処理の説明もありましたが、当事者である人たちの納得と合意はなかなか困難では。
郡山市では、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の「福島再生エネルギー研究所」へ。ここでは、風力、太陽熱、地熱、水素など新しいエネルギーの研究、実践が行われていて、前向きなお話ばかりで興味深かったです。原発に頼らない世界期待しています。




















