武なおきSTORY 3
無所属議員の
経験・役割
2度の落選中、大阪市会議員を目指し、活動していた2010年のある日のことです。
「議員の大事な役割の1つは、区民の方々お一人お一人の困りごとを聞かせていただき、その声を議会を通じて役所に届けていくことや!」
そう考え、自転車をこいで生野区民のお一人お一人のご自宅や各地域にご挨拶にうかがうことからはじめました。
しかし、海のものとも山のものとも分からない落選中ということもあり、
「お前誰やねん!家に来るな!」
「何の用や、忙しいねん!」
と言われることも多く、辛い思いもしました。
この時に、まずお一人お一人に名前を知っていただくことや、顔を合わせて関係を築いていくことがとても大切だと痛感したことを覚えています。
2011年の初当選から11年が経ち、おかげさまで3期12年目になりました。
今では、
「あぁ!市会議員の武さん」
と知っていただけていて、とても嬉しく思っています。知っていただけると相談も増えるので、本当に毎日いろんな相談をいただいています。
子育ての困りごとや親の介護のお悩みの場合は、
「あぁ・・・自分もそういう大変な時期があったな・・・」
と共感します。
あと、自分自身の経験から、
「こんな制度やサービスがありますよ」
「こんな人や団体がいてはりますよ」
「こんな場所がありますよ」
というふうに、つなぐ・コーディネートしながら一緒に課題解決に向けて考えていきます。でも、私一人では生野区の全ての地域の課題を把握するのは難しいです。役所もそうです。
そこで必要なのが、区民の皆さんの「声」です!
区民のみなさん自身が、いろんな立場、状況があり、経験をされているので、それぞれが「当事者としての声」を持たれています。
「どうせ言っても変われへんわ」
ではなく、議員の私に聞かせてください。
議員の本来業務は、区民、当事者の声を、議会を通じて役所に届けることですから。
「声」をあげていただけるからこそ、課題を解決していくための話しあう「テーブル」を作っていくことができます。すぐ改善できるものあれば、半年、一年、それ以上かかるものもあります。しかし、声を届けるからこそ地域にある課題が見えるようになり、解決に向けて検討も進みます。
私は、地域の課題を、役所も含めた地域の人たちみんなで考えていける【住民自治の地域社会】にしていきたいのです。この一緒に考えていくプロセス自体が住民自治です。
当事者の声は、まちをより豊かにしていくための、大事な力!
その声を直接聴かせていただくために、小さい座談会を生野区の各地域で順番に実施させていただいています。
顔が見えるまちづくりで、すべての人に出番と居場所を!
ありったけのチカラで生野のために!
大阪のために はたらかせていただきます。