質疑に先立ち、ゴミ焼却工場を実際にみたことありませんから、8月28日に東淀工場、7月30日に住之江工場を視察させていただきました。ありがとうございました。
現地を見せていただきたくさん発見があり、ぜひ見にいってほしくて取りあげさせていただきました。
中でもとてもすばらしく驚いたのは、何をいまさら?当たり前なのでしょうが焼却工場では焼却する際に熱がでます。その余熱を利用して発電を行い、場内で使用する電気だけではなく、外部に送電、売却し収入としています。
令和5年度の売電量や発電収入は、その額、63億円で、歳入に占める発電収入の割合は約40%です。それぞれの自治体からの分担金収入は約99億円ですから、なかなかすごい額です。焼却場が動いているときは、もちろん電気代かかってないです。これは、想像以上でして、視察に一緒にいった、田中議員、電気に詳しい太田議員もびっくりしていました。
ごみを収集する職員の皆さんもそうですが、日常生活の中では見えてこない、焼却工場で働く職員もまたエッシェンシャルワーカーです。日々、職員の方が昼夜問わず廃棄物の適正処理のために、円滑な工場運営に努めていただいているおかげで、大阪市を含む構成市の市民が快適で衛生的な生活を送ることができているわけです。
焼却工場で業務に従事する職員は、普段は市民から直接見えないところで、焼却工場の安定運転に取組んでくれています。これらのことをぜひとも知ってもらいたいです。
実際の現場を視察させていただきますと、とてもよく理解できて、たくさんの発見がありました。ぜひ、これは、子どもに見せたいと思いました。
内容もですが、自分の家のゴミがここに届いて、どうなるか理解できますし、焼却工場の中には普段目にすることができない設備がたくさんありまして。
特にごみクレーンでごみを焼却炉に投入したりかくはんしたりするところは、まさに大きな、UFOキャッチャーで、田中議員は、クレーンを操縦させてほしいと何度も頼んでいましたが、免許がいるため断念しました。大人が興奮しますから、こどもたち大興奮です。そして、実際にさわれる模擬のクレーンがあるんです。このクレーンが東淀川に、ということで東淀川にも行ってきました。
この模擬クレーン設置の経過とぜひ子どもたちに現場を見てほしいので、令和5年度の焼却工場への見学者は何人くらいか。その内訳も含めてお聞きしました。
A:令和5年度の見学来場者数といたしましては、6工場全体で18,402名となっております。内訳といたしましては、小学生7,442名、延べ161校、市民3,292名、海外視察及び訪日旅行者2,446名、学校804名、行政視察676名、企業602名、その他506名、オープンデー来場者2,634名。
小学生は、4年生の社会の教科書で「住みよいくらしとごみ」で取り上げられ、たくさんの小学生が社会見学にきてくれています。昨年度は、のべ161校とのことでした。大阪市環境局にお聞きしますと環境事業センターからパッカー車が学校に出向く出前授業もしています。こちらは、のべ202校とのことでした。
大阪市内小学校283校中ありますので、さらに、より多くの学校が利用してほしいです。構成市では、現在松原市9校、八尾市4校、守口市0とのことですのでぜひ利用していただきたいです。
毎年校長会で社会見学、出前授業それぞれ案内してくれているのですが、環境事業センターは、大阪市で、ゴミ焼却場は、組合と組織が違うのでバラバラになっています。学習内容はリンクしますので、お互い、相乗効果になるような周知の工夫をお願いしました。
また、東淀工場では、来場者にどうしたら喜んでもらえるかと職員自ら考えました。多くの方が興味をもっているクレーンが動くところに着目し、クレーン操作を体験できないか検討し、過去に使用していたクレーン用コントローラなどを活用して職員が制作しました。ごみピット見学者ホールに設置しています。
これは、見学者には大変好評です。現在は展示のみならず、持ち出しもできるようにイベントにも展示しています。あと、この模擬クレーンほんといいです。
材料費は、ほぼかかっていないとのことですから、一気にはすべての工場は無理でも、5年に1台づつでもぜひ各工場に置けるように作っていただきたいですし、職員が取り組みやすい環境づくりも引き続き取り組んでいただくようお願いしました。