大阪市会予算議会は3月27日で閉会。
3月31日で年度も終わり、異動や退職でたくさんのお別れもありました。
様々な条例案、様々な事業の予算案件が上程され、全体からみれば小さな予算ですが、とてもうれしい大きな予算がありました。当事者自らが陳情という制度を活用し、声をあげ、議会で審査され実現した案件です。2億900万円から2億2500万へ増額。
陳情は、昨年令和5年(2023年)2月15日に議会で審査され3月7日、3月9日と経て3月14日に全会一致で採択され令和6年度(2024年度)予算に計上されました。全会派採択で一致に至るまでのプロセスも興味深いものがあります。ここに至るまでの石川 博紀議員のご尽力には拍手喝采します。武ももちろん採択を主張していたのでとてもうれしいです。
写真は、退職の挨拶にこられた高橋生野消防署長とです。大変お世話になりました。ありがとうございます。
石川博紀議員記事→
以下は採択を主張した武の昨年度の委員会での意見です。
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2月15日民生保健委員会。訪問入浴サービスの利用回数の増加を求める陳情書について意見を述べました。
どんな制度やサービスも完璧なものはありません。おひとりおひとりのご相談から事業やサービスの矛盾点や課題がみえてきます。そうした矛盾点や課題に対して修正や改善を求めるのも我々の役割です。
この陳情は、重度障がい者訪問入浴サービスを利用者している方から利用回数を増やしてほしいという内容です。とても共感しました。
月8回を基本とし上限数96回とする現行の制度では、1週間に2回入浴できない日がどうしても出てきます。
重度障がいのある方は、ベッド上で過ごす時間が多い方もおられ、陳情では、切々と現状の困りごとと入浴の重要性・必要性を訴えられています。
私にはその気持ちがとても理解できましたし、何とかしてあげられないものかと心が揺さぶられました。陳情という制度までたどりついて自ら提出されたことについても敬意を表します。議員の中にどなたかお知り合いがいるのですかね?
昨年度令和3年度の重度障がい者訪問入浴サービスの利用実績をお聴きしますと、利用者は、246人でそのうち59人(24%)の方が上限の96回を利用しています。
福祉局としては、先ほどの見解表明のとおり、これまでも限られた財源の中で工夫しながら制度を見直してきて現在の状況になっていることは理解します。
いま、回数をすぐに増やすことは難しいかもしれませんが、当事者の皆さんのお声も今一度聞いていただき、国への要望に加えて、他都市状況なども調査いただき、改善に向けて何ができるのかよく研究して一歩ずつでも前に進めていただくことを要望しておきます。
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