この日は新町校舎です。変わる風景、変わらない風景にテンションあがります。そして、地域福祉学会ですから、元社会福祉協議会職員ですから、たくさんの現役(元)社協職員の皆さんと再会できました。それだけでもテンションまたあがりますし、うれしい限りです。
大会テーマは「包摂的な自治ある地域を目指して 多様な主体の参加と協働〈共感と覚悟〉により育まれる地域の福祉力の見えない部分に焦点をあてる」。
午前中の自由研究発表、実践活動報告は、生野区での「包括的な支援体制整備」についての進め方についてヒントをもらおうと堺市社協藤木さん谷口さんの2つの実践報告へ。京都市社協西澤さんの当事者とともにつくる居場所づくり、タテヨコナナメの地域福祉活動の展開。そして、あらためて、大事にしなくてはならない社会福祉協議会基本要項改定にみる地域福祉実践の論点について。荻田さんの報告は、共感しまくりでした。
午後は、藤井博志先生の基調講演。いままさに取り組んでいる生野区の実践につないでいきます。住民自治と団体自治の関係。地域福祉が担う住民自治。この部分の実践研究をしたいと考えています。さらに、熊倉陽介先生の特別講演。ホームレス支援のパラダイムシフト。住まいは人権であるという価値に立脚。ハウジングファースト。こちらも、今、取り組んでいる居住支援につながります。
そして、シンポジウムは、シンポジストと参加者が一緒に包摂的な自治ある地域「京都市南区唐橋学区」の舞台裏を探りました。地域の歴史もおさえながら、それぞれの人の歴史、どんなプロセスをたどってきて、なぜそうなっていったのか、シンポジストの語りややり取りから、とってもおもしろく、興味深く、学ばせていただきました。武が住む巽南でも、子ども食堂がんばってくれています。地域とのつながりどうしていくのか課題のひとつです。天野会長、宇野理事長、上野事務局長(お久しぶりです。お声かけありがとうございます)、岡田室長ありがとうございました。風景が浮かぶようでとてもよくわかりました。
これも、ひとえに野村裕美先生(同志社の2つ上の先輩)のコーディネートと準備のたまものですね。このシンポジュウムをつくるプロセス自体もまた、まちづくりですね。ありがとうございました。お疲れ様でした。いやー。めちゃくちゃ元気もらいました。明日からまた、前向いていきます。
2週続けてお昼は同志社食堂。学食おいしいです。懇親会は寒梅館。たくさんの皆さんと交流が深まりました。天野会長とは祇園祭の話、政治的なアプローチについて生の話をきかせいただきました。
大阪市社協の元同僚、真砂さん、巽さん、松尾さん、大川さん話できてうれしかったです。ここからまたお願いします。
他都市の社協の皆さんもお久しぶりにお会いでき、お声かけありがとうございます。めちゃくちゃうれしかったです。
石川先生とは大阪市の居住支援どうすすめていくか、牧里先生、上野谷先生、小國先生ともほんと久しぶりでお話できて元気いただきました。
同志社大学名誉教授岡本民夫先生が12月11日にご逝去されましたお話にもなりました。武直樹も大変お世話になりました。心から哀悼の意を表します
■基調講演「包括的な支援体制を地域福祉として展開する―当事者と住民の主体形成と行政・専門職の協働―」
藤井 博志氏(関西学院大学人間福祉学部教授)
■特別講演「ホームの臨床―ハウジングファーストと家―」
熊倉 陽介氏(東京大学医学部附属病院精神神経科助教・医師)
■パネルディスカッション「包摂的な自治ある地域の舞台裏を探る―地域の福祉力はどのように育まれていくのか―」
シンポジスト:宇野 明香氏(NPO 法人 happiness 理事長)
天野 広一氏(南区唐橋自治会連合会会長)
上野 正則氏(南区社会福祉協議会事務局長)
岡田 祐成氏(南区保健福祉センター子どもはぐくみ室長)
コメンテーター :熊倉 陽介氏(東京大学医学部附属病院精神神経科助教・医師)
村井 琢哉氏(NPO 法人山科醍醐こどものひろば前理事長)
コーディネーター:野村 裕美氏(同志社大学社会学部社会福祉学科教授)